鬼ヶ城

熊野をはじめ、各地のご当地Tシャツを販売している関係上、
紀伊半島のいろいろな場所に出向いている訳ですが、
そんな各地で私自身感じたことや想いなんかを綴ってみたいと思います。

 

で、まずは地元熊野市の「鬼ヶ城」です。

荒波で削られた岩場の芸術「鬼ヶ城」は、昭和初期に国の天然記念物に指定され、

その後「紀伊山地の霊場と参詣道』の一部として世界遺産にも登録されました。


坂上田村麻呂が、鬼と恐れられた海賊を征伐したという伝説もありますが
そういった伝説を聞いたのも、私自身大人になってからでして、
子供の頃は「鬼ヶ城センター」という観光施設というものでしかイメージはありませんでした。
まして、実際のお城が、この岩場の上の山上にあるなんて事を知ったのもこれまた大人になってから…

近くにいて何も知らなかったこと自体恥ずかしい限りです。

 

そんな鬼ヶ城センターも老朽化により、一昨年閉鎖をしました。
物心ついた頃からあった施設だけに、やはり寂しさを感じた次第です。


しかし、再来年には、高速延伸化に伴い、建替の計画がされています。
熊野尾鷲道の最終降口近くとなるこの場所が観光の拠点になり、

今後の熊野の起爆剤となってくれれば…と期待をしています。

 

ところで、熊野周辺では「鬼」のつく名前がたくさんあります。
一鬼(現在は市木)、二鬼島(現在は二木島)、三鬼(三木浦・三木里)
遊鬼(現在は遊木) 九鬼など
私の住んでいる木本は鬼元と読んでいたそうです。
現在ではところどころ抜けてはいますが、全ての数字の地名があったと聞いています。

 

鬼とは関係ないのですが、
神志山、神川、神上、神山と「神」のつく地名もたくさんありますね。

 

神様もたくさんいて、鬼もたくさん!w

いやぁ~そう考えれば凄い場所と実感します。。